花の子ルンルンの花言葉とあらすじを全話解説【第1話~第20話】

物語

「花言葉」がでてくるアニメで有名なのは、なんと言っても花の子ルンルン

このアニメ知っていますか??

 

リアルタイムでは見ていないのですが、ある時SNSで見てハマり。

DVD-BOXを買ってまたハマり。

かなり昔のアニメなんですが、と~っても深いお話なんです。

なんと「ルンルン気分」のルンルンは、このアニメからきたという説も。

 

ということで、各話のあらすじと花言葉を紹介していきます。

知っている方は懐かしく思いながら、初めての方はなるほど~と思いながら。

全部で50話(プラス劇場版)もあるので、気長に読んでみてください。

(長いので複数ページになります)

 

毎回、お話の最後に謎の青年セルジュさんが花の種を渡して去っていく。

そして、ナレーションがその種の花言葉を紹介して物語は締めくくられます。

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花の子ルンルンの全体のあらすじ

<ネタばれ注意>

12歳の少女「ルンルン・フラワー」が、フラワーヌ星の使者である白猫キャトーと犬のヌーボから「花の子」として七色の花を探す旅を依頼されるところから始まります。

フラワーヌ星では新しい国王に七色の花が必要で、それを見つけるのはルンルンだけ。

祖父母に見送られ、ルンルンはヨーロッパを旅しながら、様々な人々に出会い、困難を乗り越えていきます。

旅の中で、ルンルンはさすらいのカメラマン・セルジュに助けられ、彼に淡い恋心を抱きます。

しかし、トゲニシアという悪者がルンルンの探索を妨害しようとします。

最終的にルンルンは七色の花を見つけ、セルジュが実はフラワーヌ星の王子であったことを知ります。

しかし、ルンルンは国王妃になることを拒み、セルジュと共に地球で花を愛する人々を増やす使命を受けて、幸せに満ちた未来へと旅立ちます。

花の子ルンルンの花言葉とあらすじ【第1話~第20話】

第1話 ふしぎな訪問者

言葉を話す白猫キャトーと犬のヌーボが、”花の子”をさがしていました。

花の精の国フラワーヌ星では、次の王様が誕生するために”七色の花”をもとめていました。

それをさがしだすことができるのは、花の精の血をひく女の子・ルンルンだけなのです。

ルンルンはキャトーとヌーボにたのまれ、七色の花をさがす旅に出ます。

花言葉は
赤いバーベナ: 一致協力

赤いバーベナの花言葉は「一致協力」です。

この言葉は、ルンルンが七色の花をさがす旅でキャトーやヌーボと協力して目的を達成しようとする姿とぴったりです。

ルンルンは一人ではありません。

仲間たちと力を合わせて困難に立ち向かい、次の王様を見つけるために一致団結して旅を続けます。

この物語では、仲間との協力がとても大切で、バーベナの花言葉が物語のテーマに深く結びついています。

 

赤いバーベナには「家族の絆」という花言葉もあります。

この言葉は、ルンルンと仲間たちがまるで家族のように支え合っている姿を表現しています。

家族や仲間と協力し合いながら成長していくルンルンの姿は、見る人に温かい気持ちを届けてくれます。

第2話 春の嵐が呼んだ夢

立ちよった町で、不良にカバンと財布をぬすまれてしまったルンルン。

助けてくれた青年ジョゼは農場の一人息子でしたが、パリへ行って絵描きになりたいという夢をもっていました。

でも、農場の仕事に誇りをもつ父親は、ジョゼの夢をみとめようとはしません。

ルンルンは父親を説得しようとするのですが……。

花言葉は
アザミ: 独立

アザミの花言葉「独立」は、絵描きとしてパリに行きたいというジョゼの夢にぴったりです。

彼は自分の進むべき道を決め、父親の反対を乗り越えて独立した人生を歩みたいと願っています。

ルンルンもまた、ジョゼの夢を尊重し、彼の意思を支えようとします。

アザミの「独立」という花言葉は、ジョゼの決意と強い意志を象徴し、物語の中で重要なテーマとなっています。

 

アザミには他にも「厳格」「触れないで」という花言葉があります。

これは、ジョゼの父親が厳しく、息子の夢に反対している姿に通じます。

父親の頑固な態度もまた、アザミの持つ意味を感じさせるものです。

第3話 古城に咲く七色の花

ルンルンたちは、養蜂家の青年ジュリアンのトラックに乗せてもらいます。

古城に住むレナール氏の花畑に蜜蜂をはなしたジュリアンを、氏は猟銃をむけて追い返します。

娘のエレーヌを愛するあまり、二人の仲をさこうとしたのです。

ルンルンはカメラマンのセルジュとともに、ジュリアンの言葉をエレーヌに伝えます。

花言葉は
スイカズラ: 愛のきずな

スイカズラの花言葉は「愛のきずな」です。

物語の中で、ジュリアンとエレーヌの間には深い愛の絆がありましたが、エレーヌの父親によって引き裂かれそうになります。

それでもルンルンの助けを借りて、ジュリアンの真実の思いがエレーヌに伝わり、二人の愛の絆は再び結ばれます。

スイカズラの花言葉が物語の中で象徴するように、愛の絆はどんな困難にも負けない力を持っていることを教えてくれます。

 

スイカズラには「献身」という花言葉もあります。

これは、ジュリアンがどんなに困難な状況でもエレーヌを愛し続ける姿勢に通じます。

彼の強い愛と献身が、物語の中で大きな意味を持ちます。

第4話 お姉ちゃんはバラの女王

ルンルンはバラ祭りのメインイベント・バラの女王コンテストに出場することに。

優勝候補の美少女エリザベート邸を偵察していたルンルンたちは、アンナとジャンの姉弟に出会います。

アンナは、ルンルンが苦手なダンスの練習相手になってくれます。

でも、姉のアンナがいちばんだと思っているジャンにジャマをされ……。

花言葉は
バラ: 気づかない美

バラの花言葉「気づかない美」は、アンナの優しさや努力に気づいていないジャンの行動に反映されています。

ジャンは姉のことを誰よりも素晴らしいと思っていますが、アンナ自身はその評価に気づいていません。

一方で、ルンルンもまた、自分の強みや美しさに気づかずに努力している姿が描かれています。

バラの「気づかない美」という花言葉が、登場人物たちの繊細な心の動きを象徴しています。

 

バラには「愛情」や「美」という他の花言葉もあります。

これらは、物語の中でジャンが姉に対して抱いている深い愛情や、バラの女王コンテストで求められる美しさにぴったりです。

第5話 花のない町

ダニエル少年からもらったパンジーの花をもっていたルンルンは、警察につかまってしまいます。

この町では、人々が仕事に精を出すよう、新しい町長が花作りを禁止していたのです。

ダニエルが自首してきたため、ルンルンたちは留置場から出ることができました。

でも今度は、あやしい少年たちにとりかこまれてしまいます。

花言葉は
スズラン: 幸福がかえる

スズランの花言葉「幸福がかえる」は、このエピソードにぴったりです。

花を禁止していた町に、ルンルンが持ち込んだパンジーをきっかけに、町の人々が忘れていた幸せの気持ちを取り戻し始めます。

ルンルンやダニエルのように、花を大切にする心が、町に再び幸福をもたらすというメッセージが込められています。

 

スズランには「純粋」や「優しさ」という花言葉もあります。

これらは、ルンルンがどんな困難に直面しても、純粋な心と優しさで乗り越えようとする姿を表しています。

第6話 ぶどう畑のお婆ちゃん

七色の花さがしに夢中になり、花畑をあらしてしまうキャトーとヌーボ。

ルンルンはおわびにぶどう摘みを手伝います。

ぶどう畑の持ち主のおばあちゃんは、ぶどう酒作りの名手でしたが、孫娘を交通事故で亡くしてから、だれともしゃべらなくなっていました。

事情を聞いたルンルンは、おばあちゃんに話しかけます。

花言葉は
ケシ: 慰め

ケシの花言葉「慰め」は、孫娘を亡くして深い悲しみに沈んでいたおばあちゃんの心を表しています。

ルンルンが優しくおばあちゃんに語りかけ、その心を慰めることで、再び笑顔を取り戻すきっかけが生まれます。

ケシの「慰め」という花言葉は、このエピソードの感動的な部分を際立たせています。

 

ケシには「平和」や「安らぎ」という花言葉もあります。

これらは、おばあちゃんが心の平和を取り戻し、再び穏やかな日々を過ごす姿に重なります。

第7話 ピレネーに咲く花

フランスとスペインの国境にあるバスク地方にやってきたルンルンは、花のカギの力をヤボーキに見られ、トゲニシアにカギをうばわれてしまいます。

村人から七色の花がスペインにあると聞き、ピレネー山脈をこえようと決意したルンルンは、人間ぎらいの変わり者といわれているおじいさんに道案内をたのみます。

花言葉は
イロマツヨイグサ: 静かな喜び

イロマツヨイグサの花言葉「静かな喜び」は、ピレネー山脈の静かな自然の中で感じられる、心の安らぎと喜びを象徴しています。

ルンルンがこの厳しい環境の中でも、前向きに七色の花を探し続ける姿は、花言葉にぴったりのエピソードです。

また、変わり者と言われるおじいさんも、ルンルンの純粋な姿に触れ、少しずつ心を開いていく過程が描かれています。

 

イロマツヨイグサには「夜の静けさ」という花言葉もあります。

これは、ピレネー山脈の静寂な夜の風景や、ルンルンが困難に立ち向かう中でも心の平穏を保つ姿と重なります。

第8話 小さなコロンブスの夢

ルンルンたちはスペインの港町バルセロナでペドロ少年と出会います。

コロンブスにあこがれるペドロは、自分の船を買おうとアルバイトをしていました。

病気で亡くなった父親から聞いた、七色の花が咲く無人島をさがしに行くためです。

ルンルンは力になろうと観光ガイドをはじめますが、トゲニシアたちにジャマをされ……。

花言葉は
タチアオイ: 大きな志

タチアオイの花言葉「大きな志」は、ペドロ少年の夢にぴったりです。

ペドロは、亡くなった父親との約束を果たすために七色の花を探し、自分だけの船で大海原に出るという大きな目標を抱えています。

彼の強い意志と夢への情熱が、タチアオイの「大きな志」を象徴しています。

ルンルンもまた、彼の夢を応援することで、彼女自身の成長や目標達成に近づいていきます。

 

タチアオイには「野心」や「誇り」という花言葉もあります。

ペドロが船を買うためにコツコツと働く姿や、亡き父への約束を誇りに思う彼の姿が、この花言葉に通じています。

第9話 マジョルカ島の夕焼け

スペインのバレンシアをおとずれたルンルンたちは、七色の花がマジョルカ島にあると辻占いから教えられます。

ところが、それはトゲニシアのわなでした。

ヤボーキが土地の人から聞いた情報をルンルンにあたえたのです。

トゲシニアは島にわたる途中でヌーボとキャトーを誘拐し、ルンルンに七色の花をさがすよう命令します。

花言葉は
ノボリフジ: 欲深い心

ノボリフジの花言葉「欲深い心」は、トゲニシアがルンルンをだまそうとする策略や、彼女の貪欲な性格をよく表しています。

トゲニシアは、七色の花を手に入れようと執着し、そのために手段を選びません。

このエピソードでは、欲深さがもたらすトラブルや、ルンルンの純粋な心が対照的に描かれ、物語に深みを与えています。

 

ノボリフジには「優美」という花言葉もあり、ルンルンの持つ優しさや気高さもまた、この花言葉に通じる部分があります。

彼女の強さと美しさが、困難な状況でも輝いています。

第10話 マドリッドの愛の小箱

マドリッド郊外の小さな村で、ルンルンは住みこみのアルバイトをして旅費をためました。

ルンルンが明日出発することになり、村長の息子ミゲル少年は、さびしさをかくせません。

ところが、奥様が大事にしていたツボがなくなり、ルンルンがうたがわれます。

ヌーボがにおいを追跡していきますが、その先にはミゲルが……。

花言葉は
シクラメン: 疑いを持つ

シクラメンの花言葉「疑いを持つ」は、ルンルンが大切なツボの盗難事件に巻き込まれ、疑われる展開に反映されています。

無実のルンルンが誤解されることで、疑いの目が向けられる状況が描かれていますが、ミゲルの本当の心情や真実が明らかになることで、

最終的には誤解が解けます。シクラメンの花言葉は、疑いが消え、信頼が戻る過程を象徴しています。

 

シクラメンには「はにかみ」や「遠慮」という花言葉もあります。

これは、ミゲルがルンルンに対して素直に気持ちを伝えられず、遠慮してしまう彼の内気な性格と重なります。

第11話 友情の闘牛士

スペインのセビリアにきたルンルンたちは、フラメンコダンスに夢中になったり、セルジュの後を追ったりして、なかなか七色の花さがしに行きません。

お説教をするキャトーやヌーボと、ルンルンは仲たがいをして別れてしまいます。

するとトゲニシアがワナをしかけて、ヌーボとキャトーを闘牛場にとじこめてしまい……。

花言葉は
ワスレナグサ: 真実の友情

ワスレナグサの花言葉「真実の友情」は、ルンルンとキャトー、ヌーボの間にある絆を象徴しています。

物語の中で一時的に仲たがいしてしまいますが、危険な状況に直面することで、彼らは再びお互いを信じ、助け合います。

友情が試されるエピソードですが、最後には真実の友情が勝利し、ワスレナグサの花言葉通り、彼らの絆は揺るぎないものとなります。

 

ワスレナグサには「思い出」という花言葉もあります。

これもまた、ルンルンと仲間たちが共有する旅の思い出や、困難を乗り越えていく中での強い絆を表しています。

第12話 アンダルシアの少女の願い

スペインのアンダルシア地方にやってきたルンルンたちは、おばあさんとさびしく暮らしている少女イザベルと出会います。

イザベルは以前、七色の花がもうすぐガケの頂上に咲くと旅人から聞いたといいます。

早く咲いてと水をはこぶルンルンに、花が見つかったら、自分もフラワーヌ星につれていってとたのみます。

花言葉は
ライラック: 友情

ライラックの花言葉「友情」は、ルンルンとイザベルとの間に芽生える絆を表しています。

ルンルンはイザベルの願いを叶えようと親身になって行動し、二人の間には強い友情が築かれます。

物語の中で、花をめぐる冒険だけでなく、新しい友達との絆もまた大切なテーマであり、ライラックの花言葉がその友情の深さを象徴しています。

 

ライラックには「初恋」や「若さ」という花言葉もあります。

イザベルの純粋な願いと若々しい夢を象徴しており、彼女の無邪気さや純真な心がこの花言葉に表れています。

第13話 憎しみを乗せた貨物船

トゲニシアの花粉風でとばされたルンルンたちは、オランダ行きの貨物船の上に落ちます。

ルンルンは男の子に変装し、コックさんの手つだいとして乗せてもらうことにしました。

船にはフェルナンドという少年も、オランダの画家の絵を見るために密航しようと、しのびこんでいました。

ある時、船でたいへんな事件が起き……。

花言葉は
キョウチクトウ: 危険

キョウチクトウの花言葉「危険」は、このエピソードにぴったりです。

ルンルンたちはオランダ行きの貨物船に乗り込み、予期しない危険な状況に巻き込まれます。

船上での出来事やフェルナンドの密航が、まさに「危険」というテーマに沿って進んでいき、物語の緊張感を高めています。

キョウチクトウの花言葉は、この冒険の中で感じられる危険な雰囲気を象徴しています。

 

キョウチクトウには「警戒」という花言葉もあります。

これは、船の中で起こる出来事に対して、ルンルンやフェルナンドが警戒心を持って行動する姿に通じます。

第14話 ホームシック特急

アムステルダムにある、世界最大の花市場を見学していたルンルン。

いろいろな花がヨーロッパ中に輸出されるときいて、ふるさとのおじいさん、おばあさんのことを思い出します。

ホームシックになったルンルンは、パリ行きの特急列車にのってしまいます。

トゲニシアたちは、ルンルンが帰るのをじゃましようとします。

花言葉は
シオン: 遠方にある人をおもう

シオンの花言葉「遠方にある人をおもう」は、ルンルンが旅の途中で感じるホームシックとぴったり重なります。

世界中を旅する中で、大切な家族のことを思い出し、ふるさとに帰りたいと強く感じるルンルンの心情が描かれています。

トゲニシアたちが邪魔をしようとしても、ルンルンの家族への思いは揺らぐことはありません。

シオンの花言葉は、物語の中でルンルンの心の中にあるふるさとへの愛を象徴しています。

 

シオンには「追憶」や「不変の愛」という花言葉もあります。

これらは、遠く離れていても変わらない家族への思いや、ルンルンがどれだけ長く旅を続けても忘れないふるさとの温かさを表現しています。

第15話 花の街のヒロイン

ルンルンはアムステルダム市内を自転車にのって花さがしをしていると、サインをもとめる人たちにとりかこまれます。

人気の新人女優アレッタと、うりふたつだったのです。

はしかにかかって舞台に出られなくなったアレッタ。

お芝居に七色の花がつかわれると聞いたルンルンは、代役をひきうけることにします。

花言葉は
白い菊: 誠実

白い菊の花言葉「誠実」は、ルンルンがアレッタの代役を引き受ける際の真心と重なります。

突然の依頼にもかかわらず、ルンルンは誠実な気持ちで舞台に立ち、観客や周囲の期待に応えようと一生懸命に努力します。

この物語は、ルンルンの誠実さが新たな人々との出会いや信頼を生むことを描いており、白い菊の花言葉がその象徴となっています。

 

白い菊には「清らかな心」という花言葉もあります。

これは、ルンルンがいつも純粋で清らかな心で人々に接していることを表しており、彼女の誠実さが周囲の人々に感動を与えます。

第16話 木靴のシンデレラ

ルンルンは、土のしめった花畑で七色の花さがしをするために、サボという木靴を買いました。

町で宣伝していたものでしたが、靴ずれができてしまいます。

土地の人にサボをつくっているおじいさんが、ルンルンの足にピッタリの木靴をつくってくれました。

ルンルンは、おじいさんのことを観光客にも知ってもらおうとします。

花言葉は
スイセン: うぬぼれ

スイセンの花言葉「うぬぼれ」は、物語の中でルンルンがちょっとした過信から木靴で花畑を歩こうとするシーンに反映されています。

自分に合わない木靴で無理をしてしまったルンルンは、痛い思いをしながらも教訓を得ます。

しかし、彼女が地元のおじいさんの助けを借りて、完璧な木靴を手に入れたことで、スイセンの「うぬぼれ」を乗り越え、謙虚な心を取り戻していく姿が描かれています。

 

スイセンには「自己愛」という花言葉もあります。

これは、ルンルンが自分を大切にしつつも、周りの助けを受け入れる姿勢に通じています。

彼女の成長が、物語全体に優しい光を与えています。

第17話 風車小屋の花どろぼう

七色の花を育てている人がいるという、オランダの片田舎にやってきたルンルンたち。

きれいな花園にみとれていると、花どろぼうにまちがえられてしまいます。

ルンルンは寝ずの番をかってでて、みごと花どろぼうの青年マテウスをつかまえます。

でも、マテウスが七色の花をつくろうとしていることを知ると……。

花言葉は
サクラソウ(プリムラ・オーリキュラ): 貪欲

サクラソウの花言葉「貪欲」は、七色の花を手に入れようとする人々の欲望を象徴しています。

物語の中で、花どろぼうに間違えられたマテウスは、自分の夢のために行動していますが、その過程で一時的に欲望に引きずられてしまいます。

しかし、ルンルンとの出会いによって、彼は本当に大切なものを理解し、夢に向かう姿勢が変わっていきます。

サクラソウの「貪欲」は、欲望と向き合い、それを超える成長を描いたエピソードに深く関わっています。

 

サクラソウには「初恋」や「純潔」という花言葉もあり、マテウスの純粋な夢や、七色の花への思いに通じます。

彼の純真な心が、物語に温かさを加えています。

第18話 移り気な恋心

ヤン少年と知りあったルンルン。

ヤンのおばあさんは、むかし七色の花をさがして旅をしました。

旅のとちゅうで出あった青年と結婚して子どもを生み、今は幸せにくらしています。

息子夫婦と三人の孫がいる七人家族こそ、七色の花だとおばあさんは言うのです。

ヤンとふたりのお兄さんが、ルンルンを好きになります。

花言葉は
アジサイ: 移り気

アジサイの花言葉「移り気」は、ヤンと彼の兄弟がルンルンに惹かれていく様子に反映されています。

彼らはルンルンに恋心を抱きますが、その感情は日々変わりやすいものです。

このエピソードでは、恋愛感情や心の変化が軽やかに描かれ、

アジサイの花が持つ「移り気」の意味が深まります。

恋愛模様の中で、ルンルンがどう行動するかが、物語をさらに面白くしています。

 

アジサイには「冷淡」という花言葉もあります。

ルンルンがあまりにも多くの感情に引きずられないよう、冷静に物事を見つめる姿勢もまた、この花言葉に通じるものがあります。

第19話 ライン河のめぐり逢い

ドイツの古い都ケルンの町かどで、ルンルンはミューラー船長の帽子をひろってあげます。

船長は、ルンルンが小さいころに亡くなったパパにそっくりでした。

ルンルンは船長に、一日だけパパになってほしいとたのみます。

ミューラー船長はルンルンをライン河の船旅に招待しますが、ヤボーキがジャマをしてきます。

花言葉は
黄色いゼラニウム: 偶然の出会い

黄色いゼラニウムの花言葉「偶然の出会い」は、ルンルンとミューラー船長との感動的な出会いを象徴しています。

亡くなった父親にそっくりの船長との偶然の出会いは、ルンルンにとって特別な瞬間でした。

二人が短い時間でも親子のように過ごすことができるこの出来事は、まさに偶然がもたらす温かい奇跡のようなものです。

黄色いゼラニウムの花言葉が、この物語に深い感動を与えています。

 

ゼラニウムには「友情」という花言葉もあり、

ルンルンとミューラー船長との間に生まれる新たな友情や絆を表現しています。

この出会いが彼らの心に残り、未来にもつながる友情の始まりを象徴しています。

第20話 古城の見える丘

ドイツの山あいの小さな村にきたルンルンたち。村の人たちが心のふるさとと思っている古城を、マッチマネー財団は遊園地に改造しようとしていました。

調査員のミス・ソマーズは合理的な考えのもちぬしで、コンピュータの出した計画が、村にとってもよいものだと信じています。

そこでルンルンは、幽霊作戦を計画します。

花言葉は
ガーベラ: 神秘

ガーベラの花言葉「神秘」は、このエピソードの中心にある古城の存在と重なります。

村人たちにとって大切な古城は、彼らの心に深く根づいた神秘的な場所です。

遊園地にされることで、その神秘が失われることを恐れ、ルンルンは幽霊作戦を企てます。

ガーベラの「神秘」という花言葉は、この古城や村の歴史と伝統を守りたいという村人たちの思いを象徴しており、物語に特別な雰囲気を与えています。

 

ガーベラには「希望」という花言葉もあります。

これは、ルンルンと村人たちが古城を守るために立ち上がり、未来への希望を見出そうとする姿にぴったりです。

彼らは神秘と希望を手に、未来への道を切り開いていきます。

 

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