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花の子ルンルンの花言葉とあらすじ【第21話~第40話】
第21話 ブレーメンのわんぱく坊や
ドイツの古い町ブレーメンについたルンルン。
グリム童話『ブレーメンの音楽隊』の銅像の前で、ヌーボ、キャトーと話しているのをエミール坊やにきかれてしまいます。
あわててごまかしましたが、エミールはずっとつけてきます。
エミールが、花さがしのジャマになると思ったトゲニシアは、ヤボーキのアイデアで……。
花言葉は
オオキンケイギク: いつも明るく
オオキンケイギクの花言葉「いつも明るく」は、エミール坊やの元気いっぱいな性格にぴったりです。
ルンルンたちに付きまといトラブルを引き起こすこともありますが、その明るさが物語に笑いと元気をもたらします。
彼の無邪気な行動が旅の途中に楽しい瞬間を生み出し、オオキンケイギクの持つ明るさとエネルギーを象徴しています。
オオキンケイギクには「快活」という花言葉もあります。
エミール坊やの明るく活発な行動やルンルンたちとの冒険に飛び込む姿が、この花言葉と重なり、彼の無邪気な魅力を強調しています。
第22話 絵の中のやさしい母
ドイツのいなか町の展覧会で、ルンルンは亡くなったママそっくりの絵をみつけます。
その絵をかいたワルターさんは、悪い画商ゲオルグにニセの名画をかかされていました。
それを知ったルンルンは、ゲオルグにつかまってしまいます。
地下室にとじこめられたルンルンを助けようと、キャトーとヌーボはがんばりますが……。
花言葉は
ゼニアオイ: 母の愛
ゼニアオイの花言葉「母の愛」は、亡くなった母親の姿に似た絵を見つけたルンルンの感情と深く結びついています。
母親を思い出すことでルンルンは強い愛情と絆を感じ、絵に込められた優しさを理解します。
物語を通じてルンルンが母親を恋しく思う気持ちが強調され、ゼニアオイの「母の愛」という花言葉が、彼女の心の温かさを引き立てています。
ゼニアオイには「優しさ」や「思いやり」という花言葉もあります。
ルンルンが周囲の人々に対して見せる優しさや困難な状況でも他者を思いやる心が、この花言葉に象徴されています。
第23話 幻の白馬の騎士
ドイツのロマンチック街道を南にすすむルンルンたち。
古いお城のひとり娘マルガレーテは、父の借金のかたに悪徳商人モーリッツから結婚をせまられていました。
ルンルンの思いつきで馬上試合に勝つことを結婚の条件にしますが、町の人たちはモーリッツにおどされて出場しません。
そこへ、ヤボーキが出てきて……。
花言葉は
ナデシコ: 勇敢
ナデシコの花言葉「勇敢」は、マルガレーテが悪徳商人モーリッツに立ち向かう姿に表れています。
彼女は結婚を強いられそうになりますが、ルンルンの助けを借りて馬上試合での決着を提案し、勇敢に自分の未来を守ろうとします。
物語の中でマルガレーテやルンルンが困難に直面しながらも勇敢に行動する姿が、ナデシコの花言葉と深く結びついています。
ナデシコには「純粋な愛」や「友情」という花言葉もあります。
マルガレーテが大切にしている心の純粋さや、ルンルンとの友情が物語の中で重要な要素となり、彼女たちの勇敢な行動を支えます。
第24話 奇跡の花の鍵
山岳地帯の村で、七色の花が咲いたときいたルンルン。
ところが村人は、たずねても教えてくれません。
セルジュといっしょにけわしい山をのぼってくと、目の前に七色の花が!
そこにトゲニシアがあらわれて、みんな花粉風でとばされてしまいます。
ルンルンは、絶壁にひっかかったセルジュたちを助けようとします。
花言葉は
コスモス: 乙女の真心
コスモスの花言葉「乙女の真心」は、ルンルンが困難に直面しても誠実で純粋な心を持ち続ける姿にぴったりです。
絶壁で危機に瀕している仲間たちを助けようとするルンルンの行動は、真心からのものです。
この物語はルンルンの優しさと勇気、そして乙女らしい純真な心を強調しておりコスモスの花言葉がそのまま物語のテーマとなっています。
コスモスには「調和」という花言葉もあります。
これはルンルンと仲間たちが協力し合い、困難を乗り越えていく姿勢を表しており彼らの間にある信頼と調和が物語を支えています。
第25話 ナイフを持った湖畔の少年
スイスのレマン湖。
ルンルンをヨットにさそったピーターは、ちゃんと操縦できませんでした。
ルンルンは、新しい花のカギの力で水兵に変身して、ヨットをあやつります。
でも変身の制限時間がきてしまい、なげだされたピーターは右腕をケガしてしまいます。
ルンルンはピーターのかわりに、ナイフ投げのショーに出演します。
花言葉は
ジギタリス: 不誠実
ジギタリスの花言葉「不誠実」は、ピーターがヨットの操縦をできると言いながら、本当はできなかったという嘘に通じています。
彼の軽率な行動がルンルンを危険にさらし、最終的に彼自身もケガをしてしまいます。
このエピソードでは、嘘が招くトラブルとそれを乗り越えていくルンルンの対応が描かれており、ジギタリスの花言葉が物語に緊張感を与えています。
ジギタリスには「真実の愛」という花言葉もあります。
ルンルンが嘘やトラブルを超えてもピーターを助けようとする優しさや真心が、この花言葉に重なり、物語に感動を与えています。
第26話 泥にまみれた愛の涙
うそつきのピーターのために、仕事をなくしてしまった旅芸人一座。
けれど、ルンルンが出あったロバート少年から、別荘で開かれるパーティーの仕事をもらうことができました。
ロバートにはアンナという足の悪い妹がいました。
人前に出たがらないアンナを、パーティーに出席させてほしいとたのまれたルンルンでしたが……。
花言葉は
アザレア: 愛されることを知った喜び
アザレアの花言葉「愛されることを知った喜び」は、足の悪いアンナが自分を愛されていると感じる瞬間に通じています。
彼女は人前に出ることをためらっていましたが、ルンルンや兄のロバートに支えられ愛されていることに気づき少しずつ心を開いていきます。
物語の中でアンナが自己肯定感を持ち、周囲の愛情を受け入れる様子が描かれアザレアの花言葉がその成長を象徴しています。
アザレアには「慎み」という花言葉もあります。
アンナの控えめな性格や自分に自信を持てずにいた姿勢がこの花言葉と重なり、彼女が成長していく過程が温かく描かれています。
第27話 家庭教師は勉強が苦手
ルンルンは七色の花さがしの旅費をつくるため、スイスの小さな町で家庭教師のアルバイトを始めました。
生徒のミシェル少年は、”スーパーマン”とよばれるほど優秀で、ルンルンは何をやってもかないません。
でも、ミシェルは水泳だけは苦手なことを知られたくなくて、なかなか友だちをつくろうとしないのでした。
花言葉は
アマリリス: 強い虚栄心
アマリリスの花言葉「強い虚栄心」は、ミシェルが優秀な自分を崩したくないというプライドにぴったりです。
彼は誰にも水泳が苦手なことを知られたくなく、自分を完璧に見せようとしています。
しかし、ルンルンとの関わりを通じて彼は自分の弱さを受け入れ、虚栄を捨てて真の自分を見つけることができるようになります。
このエピソードでは、虚栄心を超えて成長するミシェルの姿が描かれ、アマリリスの花言葉が重要なテーマとなっています。
アマリリスには「誇り」や「内面の美」という花言葉もあります。
ミシェルが虚栄を捨てたあと自分の内面の強さと誇りを取り戻す姿は、この花言葉に通じます。
第28話 奪われた手紙
山のふもとの郵便局へいそぐルンルン。
局どめでとどく、おじいさん、おばあさんからの手紙をうけとりにきたのです。
ところが、三人組の強盗ゲスラー一味が、お金といっしょにその手紙をぬすんでしまいました。
ルンルンたちはマックス少年といっしょにゲスラー一味を追うのですが、トゲニシアがあらわれ……。
花言葉は
アヤメ: 良き便り
アヤメの花言葉「良き便り」は、物語の中で大切な手紙が象徴する意味に通じます。
おじいさんとおばあさんからの手紙はルンルンにとって大切なもので、手紙を奪われたとき彼女は失望します。
しかし、最終的にはその便りがルンルンに再び届けられ、心のつながりが回復します。
このエピソードでは、良き便りが家族との絆を表しアヤメの花言葉が物語を象徴しています。
アヤメには「希望」や「信頼」という花言葉もあります。
手紙を通じて希望や信頼が回復される物語の中で、この花言葉が大きな意味を持っています。
第29話 飛行船ただいま漂流中
スイスの小さな飛行場で飛行船を見たルンルン。
できごころでしのびこみますが、持ち主の息子モーリスとその三人の友だちに見つかってしまいます。
そのとき、ヤボーキがあやまってレバーをひいたために、飛行船は操縦士のいないまま空へまいあがりました。
嵐の大空を漂流する飛行船の中で、子供たちはいがみ合います。
花言葉は
ハシバミ: 仲直り
ハシバミの花言葉「仲直り」は、飛行船の中で子どもたちが互いにぶつかり合いながらも、最終的には協力して仲直りする過程に反映されています。
漂流する飛行船の中でさまざまなトラブルが起きますが、ルンルンの仲介で子どもたちは心を通わせ団結して危機を乗り越えます。
この物語では仲直りの大切さが強調され、ハシバミの花言葉がテーマに結びついています。
ハシバミには「和解」という花言葉もあります。
飛行船の中での争いが解決され和解に向かう過程が描かれ、この花言葉が物語のテーマを支えています。
第30話 真夜中の回転木馬
スウェーデンはストックホルムの遊園地で、ルンルンは女占い師によびとめられ、真夜中の1時に不思議なことに出あうといわれました。
その夜、ルンルンたちの目の前で、回転木馬が動きだします。
そこにいた少女ソフィアは、呪いのため昼間は人形の姿にされているといって、ルンルンにいっしょに遊んでほしいとたのみます。
花言葉は
シネラリア: いつも喜びに満ちて
シネラリアの花言葉「いつも喜びに満ちて」は、ルンルンがソフィアに寄り添い彼女の呪いを解こうとする姿勢に通じています。
ソフィアは昼間は人形として生きていますが、ルンルンとの出会いによって再び心に喜びを取り戻していきます。
物語の中でルンルンの純粋な優しさがソフィアの心を癒し、花言葉が示すようにいつも喜びに満ちた世界が広がります。
シネラリアには「希望」という花言葉もあり、ソフィアが呪いから解放されることを願う心や、ルンルンが希望を持って行動する姿勢に反映されています。
第31話 ヴァイキングの宝物
バルト海の島の港町で、ルンルンは花売りの少女エリと知りあいます。
エリのおじいさんは20年も宝さがしをしていて、ホラふきとよばれていました。
ところがほんとうに宝物が見つかって、おじいさんは大金もちになります。
急にかわった環境にとまどうエリ。そして、エリとまちがえられたルンルンが誘拐されてしまいます!
花言葉は
クレマチス: 美しい心
クレマチスの花言葉「美しい心」は、エリや彼女のおじいさんが宝物を見つけても変わらない純粋な心を象徴しています。
おじいさんが長年信じ続けた夢が実現しても、エリと彼の間には変わらぬ心の絆があります。
この物語では、物質的な豊かさではなく、心の美しさが大切だというメッセージが込められており、クレマチスの花言葉がそれを表現しています。
クレマチスには「精神の美」という花言葉もあります。
エリとおじいさんが、宝物を手に入れてもなお保ち続ける精神的な美しさが、この花言葉に重なります。
第32話 罠にかかった小熊
ノルウェーの西海岸で、ルンルンたちがうつくしいながめに見とれている間に、ヌーボがさらわれてしまいます。
ハンターに売られたときいて山へさがしにいくと、クマの親子に出くわします。
ヌーボを買ったハンターは、母グマをねらっていました。
川に流されて行方不明になった息子の、復しゅうをしようとしていたのです。
花言葉は
ニオイアラセイトウ: 愛情の絆
ニオイアラセイトウの花言葉「愛情の絆」は、クマの親子やルンルンたちの間にある絆を象徴しています。
ヌーボを救おうとするルンルンたちの行動や、親グマが子グマへの愛情を見せるシーンは、この絆の大切さを強調しています。
物語の中で、愛情の力が困難を乗り越える手段となり、ニオイアラセイトウの花言葉がそのテーマを支えています。
ニオイアラセイトウには「協力」という花言葉もあり、ルンルンたちが協力してヌーボを救おうとする姿が、この花言葉と重なり合っています。
第33話 白夜の国の幼なじみ
ルンルンたちはノルウェーの北極圏に近い港町を訪れました。
幼なじみのソーニャに、三年ぶりに会いにきたのです。
けれどソーニャは、ルンルンからとどいた手紙もよまずに、不良なかまと遊んでいました。
両親が仕事でいそがしく、さびしかったのです。
ルンルンはソーニャの目をさまさせようとするのですが……。
花言葉は
キンポウゲ: 子供らしさ
キンポウゲの花言葉「子供らしさ」は、ソーニャが失ってしまっていた無邪気さや純粋さを象徴しています。
親の忙しさに寂しさを感じていた彼女は、不良な仲間と過ごしていましたが、ルンルンとの再会によって、再び子供らしい無邪気さを取り戻していきます。
この物語では純真な心の大切さが強調され、キンポウゲの花言葉がそのテーマを反映しています。
キンポウゲには「純粋」や「明るい性格」という花言葉もあります。
ソーニャが持っていた本来の明るさや純粋な心が、物語の中で回復される様子が描かれ、この花言葉に通じます。
第34話 ラップランドの兄弟
ラップランドにやってきたルンルンは、トナカイレースで競い合うふたごの兄弟・ヨハンとカールに出あいます。
ルンルンは村の物知りじいさんから、七色の花が氷河の山にあるとおしえられ、ヨハンに案内してもらうことになります。
ところが、それを知ったトゲニシアとヤボーキが、カールをそそのかして追いかけてきました。
花言葉は
ハナダイコン: 競争
ハナダイコンの花言葉「競争」は、ヨハンとカールという双子の兄弟がトナカイレースで競い合う様子に象徴されています。
兄弟はライバルとして競争しますが、同時にお互いを支え合う絆も描かれています。
このエピソードでは競争心と兄弟愛が複雑に絡み合い、ハナダイコンの花言葉が物語の中心テーマとなっています。
ハナダイコンには「友情」や「協力」という花言葉もあり、兄弟が最終的には協力し合い、困難を乗り越えていく姿に通じています。
第35話 危険を招くペンダント
イギリスにやってきたルンルンたちは、ロンドンへ向かう列車の中で謎の若者からペンダントをわたされ、警察へ届けてほしいとたのまれます。
そのペンダントはヤボーキにうばわれてしまいますが、あやしい二人組がルンルンたちを追いかけてきました。
ルンルンを助けたのは、ジェシカというホテルのメイドでした。
花言葉は
アゲラタム: 信頼
アゲラタムの花言葉「信頼」は、ルンルンがジェシカを信頼し、彼女に助けられるというエピソードに深く結びついています。
ペンダントをめぐる危険な状況の中で、ルンルンはジェシカを信頼しその信頼関係が物語の展開に大きな影響を与えます。
アゲラタムの花言葉は、信頼をテーマにしたエピソードにふさわしいものです。
アゲラタムには「永久の愛」や「思い出」という花言葉もあります。
これは、ルンルンとジェシカの出会いが強く記憶に残り、信頼が長く続くことを象徴しています。
第36話 再会の緊急着陸
おじいさんとおばあさんがロンドンに来ていると知って、ルンルンはよろこんで会いに行くことにしました。
ところが乗っていたバスが、逃げるとちゅうの銀行ギャングにおそわれてしまいます。
ギャングはルンルンを人質にして、小型飛行機を操縦して逃げようとしますが、警官に撃たれていたせいで気をうしなってしまいます!
花言葉は
サンピタリア: 切なる喜び
サンピタリアの花言葉「切なる喜び」は、ルンルンが危険な状況の中でも、家族に会えることへの喜びを感じていることに通じます。
ギャングに人質にされるという緊迫した状況の中でも、ルンルンの心にはおじいさんとおばあさんとの再会への喜びがあふれています。
このエピソードでは、喜びが困難な状況を乗り越える力となり、サンピタリアの花言葉が物語を彩っています。
サンピタリアには「希望」や「輝き」という花言葉もあります。
ルンルンが困難な中でも希望を持ち続け、輝かしい再会を果たす姿が、この花言葉に重なります。
第37話 奇人博士の館
イギリスの湖水地方でルンルンたちが雨宿りをしたのは、発明家のファージョン博士の館でした。
動物や植物と話すことを研究している博士は、キャトーとヌーボがしゃべるのをきいて、ふたりの体をしらべたいといいだします。
博士が七色の花をもっていると知ってふたりは協力することにしますが、飲まされた薬は…。
花言葉は
サボテン: 熱情
サボテンの花言葉「熱情」は、ファージョン博士が研究に対して強い情熱を持っている姿に重なります。
彼は動物や植物と話すという奇抜な研究に没頭しており、その熱情が物語の中心となっています。
キャトーやヌーボとのやり取りを通じて、博士の情熱が描かれ、サボテンの花言葉が博士のキャラクターを象徴しています。
サボテンには「忍耐」という花言葉もあります。
ファージョン博士が長い時間をかけて研究を続けている姿勢や、ルンルンたちが困難に耐えながらも博士に協力する姿が、この花言葉に通じます。
第38話 拾った子犬
イギリスのカンタベリー郊外で、子犬をひろったルンルンたち。
めんどうを見てくれるという女性にあげることにしたのですが、そのあとで、子犬の飼いぬしの少女マギーに出あいます。
母犬は事故でなくなり、ほかの子犬たちは業者に買い取られていきました。
ルンルンはマギーと、子犬を返してもらおうとします。
花言葉は
カンパニュラ: 感謝
カンパニュラの花言葉「感謝」は、子犬を取り戻すために奮闘するルンルンとマギーの気持ちに通じています。
子犬を失いかけたマギーは、ルンルンの助けによって再び子犬を手に入れることができ、心からの感謝を感じます。
このエピソードでは感謝の気持ちが強く描かれ、カンパニュラの花言葉がテーマに合っています。
カンパニュラには「誠実」や「心の美」という花言葉もあります。
ルンルンの誠実さや、子犬に対するマギーの深い愛情が、この花言葉と調和しています。
第39話 モロッコへの片道切符
イギリスのある町でルンルンからパンをぬすんだダリフ少年は、アフリカのモロッコに古くから住むベルベル人の子どもでした。
イギリスで生まれ、両親を事故でうしなった彼は、まだ見ぬ故郷へ帰ろうとしていました。
ところが、苦労してお金をためて買ったモロッコ行きの船の切符が、警察に没収されてしまったのです。
花言葉は
ニチニチソウ: 楽しい思い出
ニチニチソウの花言葉「楽しい思い出」は、ダリフがまだ見ぬ故郷モロッコへの思いに反映されています。
彼は両親を失い故郷への帰郷を夢見ていますが、その道中でルンルンとの出会いや冒険が、彼にとって新たな楽しい思い出となります。
この物語では、楽しい思い出が苦難を乗り越えるための希望となり、ニチニチソウの花言葉が象徴的な意味を持っています。
ニチニチソウには「友情」や「若さ」という花言葉もあり、ルンルンとダリフの友情や、若々しい希望に満ちた未来がこの花言葉に反映されています。
第40話 ファンタジアの銃声
モロッコの砂漠をわたり、ようやくダリフの故郷の村へたどりついたルンルンたち。
ベルベル人のおまつり”ファンタジア”の練習の銃声がとどろいています。
でも村の人たちは、両親も親戚もいないダリフのめんどうが見られないと言います。
少女アイシャの説得で、ダリフの働きぶりをみることになるのですが……。
花言葉は
オオバコ: 白人の足跡
オオバコの花言葉「白人の足跡」は、ダリフが自分のルーツであるベルベル人の故郷に戻り、自分の足跡を刻もうとする姿と重なります。
村で受け入れられず苦しむダリフですが、最終的にはアイシャや村人たちに認められ、自分の役割を見つけます。
オオバコの花言葉は、過去のルーツやアイデンティティの探求とつながり物語に深い意味を与えています。
オオバコには「不変の愛」という花言葉もあります。
これは、ダリフが自分の故郷や家族に対して持ち続ける愛やつながりを象徴しており、この物語のテーマに合っています。