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花の子ルンルンの花言葉とあらすじ【第41話~第50話】
第41話 エジプト女王の指輪
シチリア島にわたろうとしていたルンルンたちは、空港で知りあった新聞記者のジェームズから飛行機の切符をもらって、いっしょにエジプトのカイロへむかいます。
王家の谷で発掘された、古代エジプト女王の指輪を取材に行くのです。
けれど、ルンルンが気づかないところで、ジェームズはあやしいそぶりをみせるのでした。
花言葉は
ペチュニア: あなたと一緒なら心がやわらぐ
ペチュニアの花言葉「あなたと一緒なら心がやわらぐ」は、ルンルンとジェームズの関係に通じています。
表面上は信頼関係があるように見えますが、ジェームズの怪しい行動が物語を複雑にします。
しかし、ルンルンは周囲の人々とともに行動することで、次第に困難な状況を切り抜けます。
ペチュニアの花言葉が、仲間と一緒にいることの安心感を象徴しています。
ペチュニアには「信頼」や「愛情」という花言葉もあります。
ルンルンが仲間を信頼し、愛情を持って接する姿勢が、この花言葉に反映されています。
第42話 シチリアの逃亡者
地中海でもっとも大きな島、シチリア島にきたルンルンたち。
女の子が冷蔵庫にとじこめられた事故に出くわしますが、通りすがりの男性ダリオが古クギで冷蔵庫のカギをあけてくれます。
ダリオは心臓病の娘の手術費ほしさに、悪い男カルロにさそわれてナポリ銀行の金庫やぶりをしたことを、心から悔いていました。
花言葉は
ヘリオトロープ: 献身
ヘリオトロープの花言葉「献身」は、ダリオが娘のために行動する姿に強く表れています。
彼は娘の命を救うために犯罪に手を染めてしまいましたが、その行動は彼の深い愛と献身の心から来ています。
このエピソードでは献身が時に困難な道へ導くことがあることが描かれており、ヘリオトロープの花言葉がそのテーマにぴったりです。
ヘリオトロープには「愛情」という花言葉もあり、ダリオの娘に対する深い愛情や家族を守りたいという強い思いがこの花言葉と結びついています。
第43話 危険な宝もの
イタリアの静かな町にやってきたルンルンたちは、空き地をほっているエミリオら子どもたちと出会います。
目の不自由な女の子シルビアの手術費用にするため、ドイツ軍がのこした金貨をさがしていたのです。
ルンルンも手つだっていると、エミリオが宝箱をさがしあてます。
ところが、それは不発弾だったのです!
花言葉は
白いアネモネ: 真心
白いアネモネの花言葉「真心」は、シルビアの手術費用を集めるために一生懸命行動するエミリオや仲間たちの純粋な心に通じています。
彼らはシルビアを助けたいという真心から宝を探しますが、その結果として危険な状況に直面します。
物語の中で真心が人を動かす力として描かれ、白いアネモネの花言葉がこのテーマを際立たせています。
白いアネモネには「期待」や「信頼」という花言葉もあります。
子どもたちが宝物を見つけてシルビアを助けるという期待や、仲間同士の信頼がこの花言葉に表れています。
第44話 花粉風に舞った一枚の写真
トスカナ地方の花畑で、ルンルンたちはセルジュに再会します。
トゲニシアがそこへあらわれ、七色の花さがしのジャマだと、セルジュを花粉風でとばしてしまいます。
そのとき落ちた一枚の写真に、七色の花が写っていました。
ヤボーキと写真をうばいあっていたルンルンは、われにかえり、セルジュを助けるために変身します。
花言葉は
ハナビシソウ: 私の希望を入れてください
ハナビシソウの花言葉「私の希望を入れてください」は、ルンルンがセルジュを助けるために全力を尽くす姿にぴったりです。
写真に写った七色の花はルンルンの希望そのものであり、それを守るために彼女は行動します。
物語の中で、ルンルンの強い希望と決意が描かれ、ハナビシソウの花言葉がそのテーマを支えています。
ハナビシソウには「慰め」という花言葉もあり、ルンルンが仲間たちに対して見せる優しさや、困難に立ち向かう姿勢がこの花言葉に表れています。
第45話 トレビの泉の誓い
イタリアの首都ローマ行きの列車で、ルンルンたちの個室に、おばあさんが逃げこんできました。
ある小さな国のお姫さまだったジーナおばあさんは、革命軍のスパイに追われているといいます。
ルンルンたちがボディガードをすることになりますが、おばあさんのたいせつな小箱がヤボーキにぬすまれてしまいます。
花言葉は
シロツメクサ: 約束
シロツメクサの花言葉「約束」は、ジーナおばあさんとルンルンが共有する使命感や絆に通じます。
革命軍から逃げるジーナおばあさんを守る約束をしたルンルンたちは、彼女の安全を守り抜こうとします。
シロツメクサの花言葉が象徴するように、約束が果たされることで信頼が築かれる物語です。
シロツメクサには「幸運」という花言葉もあります。
ジーナおばあさんが無事に助けられることや、ルンルンたちの冒険が幸運に導かれる姿が、この花言葉とリンクしています。
第46話 帰れ愛のフィレンツェ
イタリアの花の都フィレンツェで、ルンルンたちはさびしげな子どもニコラに出あいます。
両親が離婚しそうなニコラは、パパとローマに行くか、ママとベニスに行くかまよっていたのです。
ニコラの両親を仲なおりさせようと、ルンルンはみんなでピクニックへ行こうとします。
ところが、ヤボーキがジャマをして……。
花言葉は
サルビア: 良い家庭
サルビアの花言葉「良い家庭」は、両親が離婚しそうになっているニコラの家庭の問題にぴったりです。
ルンルンはニコラの家族を再び一つにしようと努力し、ピクニックを通じて、家族の絆を回復させようとします。
サルビアの花言葉が象徴する「良い家庭」が、物語の中心に据えられ、家族の絆の大切さが描かれています。
サルビアには「尊敬」や「知恵」という花言葉もあります。
ルンルンが知恵を絞ってニコラの両親を仲直りさせようとする姿が、この花言葉に表れています。
第47話 盗まれた花の鍵
イタリアの水の都ベニス。すっかり観光気分になったルンルンは、サンマルコ広場で少女ビアンカに花のカギをぬすまれてしまいます。
ママにすてられてお金がなくなったというビアンカは、花のカギを売ってしまいました。
ルンルンの事情をきいて、いっしょに買いもどしにいくのですが、ヤボーキがあらわれて……。
花言葉は
キキョウ: 変わらぬ愛
キキョウの花言葉「変わらぬ愛」は、ビアンカが母親に対して抱く複雑な感情に通じています。
ビアンカは母親に捨てられたと感じていますが、それでも心の底では母親への愛を捨てていません。
ルンルンはビアンカの気持ちを理解し、彼女を助けることで愛の力を信じることを教えます。
この物語では、愛がどれほど強いものかが描かれ、キキョウの花言葉がテーマに合っています。
キキョウには「誠実」や「忠誠」という花言葉もあります。
ビアンカが自分の家族に対して持つ誠実さや、ルンルンが彼女を信じて助けようとする姿勢が、この花言葉に表れています。
第48話 サン・レモの慕情のひと
リビエラ海岸のサン・レモで、ルンルンはとつぜんイタリアンニ伯爵のおやしきにまねかれます。
伯爵はルンルンの誕生日を豪華な食事でいわってくれました。
そればかりか、毎日いろいろなぜいたくをさせてくれます。
ふしぎに思ったしらべはじめたルンルンは、伯爵の書斎でママの若いころの写真を見つけます。
花言葉は
ラナンキュラス: 魅力ある金持ち
ラナンキュラスの花言葉「魅力ある金持ち」は、イタリアンニ伯爵のキャラクターにそのまま当てはまります。
彼はルンルンに対して豪華な生活を提供し、彼女に魅力を感じさせますが、その背後には秘密が隠されています。
この物語では、外見的な魅力と内面の真実のギャップが描かれており、ラナンキュラスの花言葉が物語のテーマを補完しています。
ラナンキュラスには「美しさ」や「栄華」という花言葉もあります。
伯爵の美しくも謎めいた生活が、ルンルンの心を揺るがし、彼女が真実を探り当てる物語が展開します。
第49話 虹を招く七色の花
おじいさんが病気でたおれたときいて、ルンルンはふるさとに帰ってきました。
町の丘には、きれいな花畑がひろがっていました。
ルンルンが旅先から送ってきた花の種を、おじいさんがたいせつに育てていたのです。
でもその無理がたたって、おじいさんはたおれたと知り、ルンルンは花さがしの旅をやめるといいだします。
花言葉は
七色の花: 愛とまごころ
(架空の花と花言葉)
七色の花の花言葉「愛とまごころ」は、ルンルンがおじいさんへの愛を持って旅をやめようと決意する姿に通じています。
彼女は旅の目的であった七色の花を見つけることよりも、家族への愛が大切であると気づきます。
このエピソードでは、愛とまごころがすべての行動の原動力であることが描かれ、架空の花言葉が物語のテーマにぴったりです。
もしかすると七色の花には「希望」や「未来」という花言葉もあるかもしれませんね。
ルンルンが旅を終えた後も、未来に対する希望を持ち続ける姿がこの花言葉に象徴されています。
第50話 花いっぱいの幸せを
さがしあてた七色の花をもって、フラワーヌ星へとやってきたルンルン。
国王から、新しい王妃になってほしいといわれます。
とまどうルンルンの前に、セルジュがあらわれました。
セルジュはフラワーヌ星の王子だったのです。でもルンルンが王妃になると、地球におじいさんとおばあさんをのこしていくことになります……。
花言葉は
センニチソウ: 変わらぬ愛情を永遠に
センニチソウの花言葉「変わらぬ愛情を永遠に」は、ルンルンが家族やセルジュとの間に感じる深い愛情にぴったりです。
フラワーヌ星の王妃になる選択を迫られたルンルンは、変わらぬ愛情で家族を思い続けます。
物語の結末では、永遠の愛が重要なテーマとなり、センニチソウの花言葉がそのテーマを見事に表現しています。
センニチソウには「不朽」や「献身」という花言葉もあります。
ルンルンの献身的な心や、時間が経っても色あせない愛情が、この花言葉に表れています。
物語はここで終わりですが、映画館で上映された地球へ来る話があります。
劇場版 こんにちは桜の国
長い旅路の果てに「七色の花」を見つけたルンルンは、宇宙犬のヌーボ、宇宙猫のキャトーと共に、日本を訪れます。
彼女の目的は、不思議な花の鍵の力で日本の大地を花で満たすこと。
そして日本の友人、ミドリとヨシオと一緒に美しい桜の花を見ることでした。
しかし、ルンルンに恨みを抱く美女トゲニシアとその部下ボヤーキが邪魔をします。
彼らは薬を使って、名所である九段の桜を枯らしてしまいます。
ルンルンはこの危機にどう立ち向かうのか――桜の美しさを取り戻すための戦いが始まります。
花言葉は
グラジオラス: 警告
グラジオラスの花言葉「警告」は、物語の中でルンルンが直面する危機にぴったりです。
桜を枯らそうとするトゲニシアとボヤーキの行動は、日本の美しい自然に対する警告とも言えます。
ルンルンが九段の桜を守るために立ち上がる姿は、グラジオラスの「警告」の意味を強く感じさせます。
また、この花言葉は自然や花の大切さを強調し、守るべきものへの警鐘を鳴らしています。
桜の木々が枯れてしまったことで、ルンルンは自然の脆さと美しさを再確認し、桜を守る決意を固めます。
グラジオラスには「勝利」や「忠誠」という花言葉もあります。
これは、ルンルンがトゲニシアに打ち勝ち、桜の美しさを取り戻そうとする姿勢にぴったりです。
彼女の揺るぎない意志と仲間たちとの絆が、この花言葉に象徴されています。
まとめ
「花の子ルンルン」のストーリーから分かるのは「愛と自然の大切さ」です。
ルンルンが七色の花を探す旅を通して、人々や自然とのつながりを深めていく姿が描かれています。
ルンルンは困っている人々を助け、その優しさや思いやりが周りの人々にも広がっていきます。
人に対する思いやりや自然への感謝が物語の中で大切なテーマとなっていますよね。
また、ルンルンが家族や友人を大切にする姿から、「家族や仲間との絆」も重要なメッセージです。
ルンルンはフラワーヌ星の王妃になるという大きなチャンスを与えられますが、自分だけが幸せになるのではなく家族と一緒にいることを選びます。
この選択は、家族や愛する人との時間が何よりも価値があるというメッセージを伝えています。
優しさと愛、そして自然や人との絆を大切にすることが本当の幸せにつながる、ということを伝えたかったのでしょう。
かなり昔のアニメですが、とっても深くて良いアニメでした。