芍薬の花言葉が怖い 危害を加えられる or 花にされるのどっちがいい?

花の種類

芍薬(シャクヤク)は、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」ということわざもあり、女性の優雅さを象徴する美しい花として昔から親しまれてきました。

芍薬は「恥じらい」や「はかない恋」など、さまざまな花言葉を持っています。

しかし、その一方で「芍薬の花言葉が怖い」と言われることがあります。

その背景にはギリシャ神話に由来する怖いエピソードがあるからなんですね・・。

この記事では、芍薬の花言葉やその由来について詳しく解説し、プレゼントや結婚式など、さまざまなシーンでの芍薬の魅力を紹介していきます。

 

「芍薬」とかけまして
「はかない恋」ととく

その心は

どちらも、散るときは美しくも切ないものです

う~んイマイチ

  • 芍薬の花言葉が怖いとされる理由とその由来
  • 芍薬のポジティブな花言葉とその意味
  • 色ごとの芍薬の花言葉と適したシチュエーション
  • 芍薬の歴史やギリシャ神話との関係
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芍薬の花言葉が怖い

芍薬とは

芍薬は、5月から6月にかけて美しい花を咲かせる植物で、昔から日本や中国で親しまれてきました。

花の形は丸くてふんわりとした見た目。

ピンク、赤、白、紫などさまざまで、咲いている様子はとてもゴージャスです。

芍薬はバラのような甘い香りがあり、その香りも人々に愛されています。

花の名前では珍しく「薬」という字が入っていますね。

芍薬は昔から体を健康に保つための薬草としても使われてきた歴史があります。

 

芍薬の外国名は「ピオニー(Peony)」といいます。

ピオニーという名前の由来は、ギリシャ神話に登場する「ペオン」という名の医者にちなんでいます。

実はこの「ペオン」絡みで、花言葉が怖いと言われてるんです。。。

花言葉が怖いと言われる理由

紫色の芍薬の花言葉に「怒り」や「憤怒」といった意味があるのは、ギリシャ神話に登場する「ペオン(Paeon)」の伝説と関係があります。

ここでは、その伝説と「怒り」にまつわるエピソードを紹介します。

ペオンは医学の神であるアスクレピオスの弟子で、とても優れた医者でした。

あるとき、ペオンは戦いで負傷した神々を治すため、魔法の力を持つ花の根を使って治療を行いました。

その時の治療があまりにも素晴らしかったため、ペオンの評判は一気に高まり、神々から称賛されました。

しかし、ペオンの師であるアスクレピオスは、そのあまりの優秀さに嫉妬心を抱いてしまいました。

自分の弟子が自分を超えるのではないかと恐れ、ペオンに怒りを感じるようになったのです。

怒りを抑えられなくなったアスクレピオスは、ペオンに危害を加えようとしました。

その時、神々の王であるゼウスが、この事態を収めるために動きます。

ペオンを救うために、ゼウスは彼を一輪の花に変えました。

その花こそが、ピオニー(芍薬)だったのです。

この出来事から、ピオニーは「怒り」や「憤怒」という花言葉を持つようになったと伝えられています。

ペオンは、危害を加えられるか、花にされるかの二択!?

どちらもちょっと勘弁してほしいですよね・・

花言葉が怖いのは紫色の芍薬だけ

芍薬の花言葉

芍薬にはポジティブな花言葉があります。

はじらい
美しい心
謙遜
はかない恋
忍耐

芍薬の花言葉は、美しい花や香りから、多くの種類があります。

代表的なものから、少し珍しい花言葉までいくつかを紹介していきます。

はじらい

芍薬は、花びらが重なり合ってふんわりとした形をしていることから、女性のはにかんだような姿にたとえられます。

このため、「はじらい」という花言葉がつけられました。

咲く前のつぼみの状態も、まるで恥ずかしそうに顔を隠しているように見えるので、こうした花言葉が生まれたと言われています。

美しい心

芍薬の花はとても華やかで美しく、その優雅な姿から「美しい心」という花言葉がつけられました。

芍薬はバラのように豪華ですが、見た目だけでなく香りも上品で、そんな花の全体的な雰囲気が「美しい心」をイメージさせたのです。

謙遜

「謙遜」という花言葉は、芍薬の花が大きくて美しいのに、しっかりと茎に支えられている姿に由来します。

華やかさを誇ることなく、しっかりと立ち続ける芍薬の姿が、控えめで慎ましい様子を表しているとされ、「謙遜」という花言葉がつけられました。

はかない恋

芍薬の花は、満開になるととても美しいのですが、その分、花びらが散るのも早いです。

この咲いている期間の短さから、「はかない恋」という花言葉がつけられました。

美しい瞬間がすぐに過ぎ去ってしまう儚さが、短く終わってしまう恋愛に似ているという意味です。

忍耐

芍薬は、寒さに弱く冬の間は地上部分が枯れてしまいますが、春になると再び芽を出して花を咲かせます。

この強い生命力から、「忍耐」という花言葉が生まれました。

困難な状況を乗り越えて美しい花を咲かせる姿が、辛抱強さを表していると考えられています。

 

また特に色ごとに花言葉があります。

ピンクの芍薬

ピンクの芍薬の花言葉は「はじらい」や「恥じらいの心」です。

優しく柔らかなピンク色は、控えめでありながら可憐な美しさを持つ芍薬にぴったりの色です。

可愛らしさや純粋さを表すピンクの芍薬は、贈り物としてもよく使われます。

白い芍薬

白い芍薬には「純潔」や「思いやり」という花言葉があります。

白は純粋さや無垢さの象徴であり、白い芍薬はその清らかで気高い美しさから、このような花言葉がつけられました。

結婚式やお祝い事の際に選ばれることが多い色です。

芍薬をプレゼント

芍薬は、その花言葉や美しい見た目から、贈る相手やシチュエーションに合わせて素敵なプレゼントになります。

花の色や花言葉を考慮しながら、どのようなときに、どのような人に贈ると喜ばれるかを紹介します。

恋人や好きな人に

芍薬には、「愛情」や「はじらい」といった花言葉があります。

特に赤やピンクの芍薬は、愛を表現するのにぴったりです。

大好きな人に、自分の気持ちを伝えるときや、記念日、特別なデートのときにプレゼントすると、とても良い雰囲気になるのではないでしょうか。

ピンクの芍薬は、まだお互いに照れくささを感じるような初々しい恋愛の相手に贈るのも素敵です。

結婚のお祝いに

白い芍薬の花言葉は「純潔」や「思いやり」です。

結婚式のお祝いとして、新郎新婦に贈る花としてぴったりです。

純粋な愛とお互いを思いやる気持ちを込めて、花束やブーケにして贈ると良いでしょう。

また、華やかで上品な印象があるため、結婚式の会場の飾りやテーブルの花としても人気です。

頑張っている友達に

芍薬には「忍耐」という花言葉もあります。

勉強や部活、仕事などで頑張っている友達に「応援しているよ!」という気持ちを込めて贈るのも素敵です。

華やかな芍薬の花を見て、少しでも元気づけられたり、心が和んだりするかもしれません。

元気の出る色であるピンクや赤の芍薬を選ぶと、励ましの気持ちが伝わりやすくなります。

 

相手のことを思いながら選ぶことで、きっと素敵なプレゼントになりますよ!

芍薬の豆知識

芍薬については、まだあまり知られていない面白い話や豆知識があります。

少し意外な一面や歴史的な背景を紹介します。

芍薬の「薬」としての役割

芍薬は、花としての美しさだけではなく、昔から漢方薬としても使われてきました。

根の部分には、痛みを和らげたり、血の巡りをよくしたりする効果があるとされています。

このため、漢方では「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」という薬が作られており、筋肉の痛みやこむら返りを和らげるために使われます。

美しい花なのに薬としての力も持っているのは意外ですよね。

英語での別名は「ピオニー」

芍薬の英語名は「Peony(ピオニー)」ですが、実は「Paeonia(パエオニア)」という学名が元になっています。

この名前は、ギリシャ神話に登場する医者「ペオン」に由来しています。

ペオンは神々のけがや病気を治した優れた医者で、花に変えられたという伝説があります。

そんな伝説が、芍薬の名前に隠されているのです。

芍薬と牡丹は「いとこ」のような関係

芍薬と牡丹(ぼたん)は、見た目がよく似ているため、区別がつきにくいと言われます。

実は、芍薬と牡丹は同じ「ボタン科」という植物の仲間ですが、育ち方が少し違います。

芍薬は「草花」で、毎年冬になると地上の部分が枯れ、春になると新しい芽が出てきます。

一方、牡丹は木のように茎が残る「木本植物」です。

このような違いから、芍薬と牡丹は「いとこ」のような関係だと言えるかもしれません。

開花時間の不思議

芍薬の花は、朝に咲いて夜になると閉じる性質を持っています。

この「開いて閉じる」様子が、まるで人が眠ったり起きたりするように見えるため、「眠りの花」と呼ばれることもあります。

こうした自然のリズムを持つ花だからこそ、私たちに神秘的な印象を与えてくれるのかもしれません。

世界中で愛される芍薬

芍薬は、日本や中国だけでなく、ヨーロッパやアメリカでもとても人気があります。

特に結婚式で使われる花としても有名で、花嫁のブーケや会場の装飾に使われることが多いです。

その理由は、芍薬の豪華な見た目や上品な香りが、特別な日をさらに美しく演出してくれるからです。

 

このように、芍薬には知られていないたくさんの面白い話があります。

華やかで美しいだけでなく、いろいろな意味や歴史を持っているところが魅力的ですね。

まとめ:芍薬の花言葉が怖い 危害を加えられる or 花にされるのどっちがいい?

記事のポイントをまとめます。

  • 芍薬の花言葉が怖い理由は、ギリシャ神話のペオンの伝説に由来する
  • ペオンは優れた医者であったが、師アスクレピオスの嫉妬を買い花にされた
  • 芍薬の花言葉には「怒り」や「憤怒」が含まれる
  • 芍薬は他に「はじらい」「美しい心」「忍耐」などポジティブな花言葉も持つ
  • 紫色の芍薬には「怒り」という花言葉がある
  • 芍薬は丸くふんわりとした花で、見た目がゴージャスである
  • 「立てば芍薬、座れば牡丹」ということわざで女性の優雅さに例えられる
  • 芍薬の英語名「ピオニー」はギリシャ神話の医者ペオンに由来する
  • 芍薬の花色にはピンク、白、赤、紫などがあり、色ごとに花言葉が異なる
  • ピンクの芍薬の花言葉は「はじらい」「恥じらいの心」である
  • 白い芍薬は「純潔」「思いやり」の花言葉を持ち、結婚祝いに適している
  • 芍薬は漢方薬としても使われており、根に痛みを和らげる効果がある
  • 芍薬は牡丹と同じボタン科だが、育ち方に違いがある
  • 芍薬は「眠りの花」とも呼ばれ、朝に咲いて夜に閉じる性質を持つ
  • 世界中で人気の花であり、特に結婚式の花としてよく使われる